小橋しゅん(表)です
「女の話には共感しろ!」
というのが恋愛ノウハウ業界では常識とされています
オレも基本的にはこの考え方を正しいと捉えています
しかし、
「共感出来ている気になってはいるが、実は共感したことになっていない人」
が意外にいるのです
例えば
A子:「私、最近働くのがつらいんだー」
A男:「あーその気持ちわかるわー」
というパターンは非常に危険です
女の話に共感して
親身に話を聞いてくれる男
を演じたいのはわかるんですが、相槌パターンが毎回同じになり過ぎて、女から
「なんであんたに私の気持ちがわかるの!?」
とか
「そんな簡単に理解出来るほど私の悩みは浅くない!」
と思われる可能性が高いんですね
「共感する」
という行為は
「相手の気持ちを理解すること」
ではありません
そうではなく
「相手の気持ちを理解しようとする‘姿勢を示すこと’」
なのです
むしろ
「共感はしても、気持ちを理解してはいけない」
とさえいえます
もし、完全に相手の気持ちを理解してしまったならば
<相手はそれ以上何を話しても、‘ストレス解消のためのグチ吐き’が出来なくなってしまうから>
です
あくまで、共感は
「相手の気持ちをスッキリさせるためのツール」
「女に‘この人は私をわかってくれる’と思ってもらうための手段」
として用いるべきであり
「本質的な相手の心がわかる必要はないし、そもそも不可能」
といえます
とくに、心理学や恋愛ノウハウでモテようとする人は
「その気持ちわかるよ」
という言葉を軽々しく使いすぎて、かえって女に
「なんか気持ち悪い」
と警戒されがちです
たとえ本心から
「この子の気持ちがわかる!」
と思えた時でも
「あーそういうことってある‘かも’ね」
とか
「そういう気持ち‘ちょっと’わかるよ」
くらいにおさえて言う方が無難です
「女に共感しろ!」
は、たしかに正しいですが、鵜呑みにすると危険な言葉なのです
真面目で勉強熱心な人ほどテクニックを学んだ時に
「オレは女心がわかるようになった」
「心を開かせるなんて簡単だ」
と思ってしまいがちです
女と話せてるつもりなのに10ゲット前後で成長が止まってしまっている人はちょっとだけ注意してみてください
(すでに結婚したいほどの‘運命の女’をゲット出来ている人は大丈夫なんですが)
恋愛においても
「わかった‘つもり’が一番怖い」
のです
「オレは心開ききっている!」
「オレはもうファッションは完璧」
「オレはすでにデートマスターだ」
などと思っているのに、なぜか結果につながらない人は、案外初心を忘れているだけなのかもしれません